いつもスタジオポルカをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は「商品価格」について少しご説明させて頂きます。
ショップをご覧いただいた方はご存知かと思いますが、商品の価格が上がっています。
ペーパーなど単価の低いアイテムは10〜20円程ですが、単価の高いアイテムは数百円も違いがあります。
なぜなのか?
ニュースでご存知のとおり現在日本では、食品やエネルギーなどの生活必需品が軒並み値上がりしていますよね。
戦争による原材料の枯渇や原油価格が高くなったことによるコスト増加などに起因されている値上げと言われており、残念なことに引き続き値上げされそうな雰囲気...。
ただ、当店の場合はそうした要因が直接値上げの原因ではございません。
当店は海外から輸入したアイテムを販売している小売業で、主な取引国はアメリカです。
他にもお取引国はあり、ココアバニラはオーストラリア、その他スペインやポーランドなど数箇所ございますが、圧倒的にアメリカからの輸入が多く80%以上を占めています。
先にあげた原材料費・運送費の増大が当然アメリカでも起きており、その他の事柄も相まって現在アメリカでは空前絶後のインフレ(物価高)が起こっています。
インフレ=モノの値段が上がる→必然的に定価が上がっています。
ペーパー1枚の単価は安くても1.09ドルや1.2ドルほどになりました。(1.09ドル=現在の為替レートで147円ほど。これはアメリカ現地にあるショップでドルでお買い物した場合の価格であり、為替手数料はじめ日本に輸入する際のコストや税金は含まれない金額です。)
以前は0.99ドルだったのでびっくりするような値上げではないかもしれませんが確実に上がっており、メーカーによってはもっと上げ幅が大きいところもあります。(49andMarketは定価1枚1.5ドル)
1週間ほど前にアメリカで5月の物価指数が発表され、プラス8.6%でした。これは前年の同じ月の物価から何%上がったかを示す数値です。対象はエネルギーや食品など全てにわたっているので実際はそこまで上がっていない項目もあると思いますが平均ですとこうなります。
仕入れ元に確認したところ、コロナ前と比べ送料は約2倍になったとのこと。(ちなみにマクドナルドのセットは12ドル日本円1600円くらいするみたいです。*場所によります。)
海外から日本への送料も上がっており、増加した経費は仕入れている小売店、つまり当店などの小売業者への負担増に繋がります。
実際に2月からはいままで掛からなかった経費を負担することになってしまいました。
それに加えて現在の円安です。
20年ぶりの円安ドル高。
この円安でいよいよ"売れば損"が見えてきました。
他にもダンボールの値上げ、ECサイトの大幅な値上げ等、国内での値上げものしかかり、8月からは運賃も値上げされることとなってしまいました。
8月からは送料の改定もお願いしなければならなくなりますが、それはまたの機会に…。
大変心苦しく思っておりますが、これ以上は当店が負担を許容することが難しくなりましたので、現在の為替ドル/円よりも低いけれど近い額で算出した結果、今回の価格設定とさせていただきました。
ですが実は現在の円価格は134.96円であり(※先週金曜日の価格。そこまで一気に引き上げはできておりません…😣)、日本は数日前の日銀会見にて明言されたとおり、しばらくはこのまま円安が進んでいくのかな…と考えております。
そして実際は、為替手数料が上乗せされますので単純に134.96円ではなくそれ以上になる計算です。
そのため、今後も商品価格の変動が見られる可能性がございます事をお許しください。
価格は少し上がってしまいましたが、メーカーさんは頑張っています!クリスマスなど続々と新しいコレクションの発表などもございました。また時期が来たらご案内できますのでしばらくお待ちくださいませ✨
これからも皆様がスクラップブッキングを楽しんでいただけるように、企画運営を行って参りたいと思っております。
お客様には多大なご迷惑をお掛けしますが、今後ともスタジオポルカをどうぞよろしくお願いいたします。